敗者復活戦で勝ちあがってきたサンドウィッチマン。
売れないまま年を重ねてきたような独特の雰囲気と諦めきった緊張感のない態度。
ネタはいまどきの流行の傾向を無視したヤクザ路線、でもツボは抑えてある。
キングコングは面白かったけどもう立派にこの仕事で食べてますから新人ではないなと。
できれば二度目のネタの方が面白かったトータルテンボスに賞をあげてほしかったです。
これからあの人達に何か仕事くればいいと。
ただハリセンボンがあんなに高得点だったという点から全体として弱かったのは否めない気がします。
以前の笑い飯だったらサンドウィッチマンより面白かったと思う。
===========================================
さておき、私の好きなネタを少々。
私がダウンタウンで好きなネタは「2010年」と「実業団選手権大会」。
「2010年」は、ダウンタウンが将来売れなくなり、テレビ局からお荷物扱いされてます。
後輩やスタッフ達は「ダウンタウン師匠」を露骨に邪険にすることができず、
仕方なくダウンタウン師匠にショボイ仕事をまわすのです。
こんな仕事まわしたら怒られるだろうな…とビクビクする彼らを前に
「アリか無しかで言うたら…アリやな」
感性もプライドも落ちるところまで落ちたダウンタウン師匠。
「実業団選手権大会」は、延々となんだかルールの不明なスポーツを繰り広げてます。
ルールの知らないスポーツを見てる時、えもいわれぬ気分になることがありませんか?
会場では物凄く盛り上がってて、やってる彼らも真剣そのもの。
でも見てる自分は何が面白いのかサッパリわからない。
その気分を再現させてくれるコントです。
ダウンタウンではないですが、いつもここからの「ズボンを下ろす男」とかも好きです。
お香の煙を浴びると利益のある神社ってありますよね。
あそこに母親と子供が現れ、ご利益があると母親に教えられた子供がニコニコしながら頭に煙をこすりつけるのです。
「ママーこれで僕も頭良くなるよねー」
それを見て男はズボンを下げます。
「悲しいとき、辛い時、確かにズボンを脱げば楽だけど、甘えちゃだめだよ!」
シュールは悲しさ。
人間のどうしようもない悲しさを、乾いた笑いに浄化できる芸術家が好きなのです。
ポイントは、笑える対象が自分自身であるということ。
身体的、能力的に欠点のある人間を、何の芸もなく見下ろして馬鹿にしてそれを毒舌と言いはる芸人崩れが多すぎる昨今。
昔、たけしが「○○ネタを漫才にしたいから戸籍売ろうと思ってた」らしいが、人の悪口を言って笑いを取ると言うのはそれくらいの覚悟がいること。
コネやバーターで仕事もらってるタレントが多すぎる日本の芸能界の現状。
数少ない面白い人を見逃さないようにしたい。