野球統計学セイバーメトリックスでおなじみのビル・ジェイムズがいろいろな質問に答えてます。
面白かったのでちょっと抜粋。
Q & A with Bill James, baseball analyst (Daily Bulletin 07/14/2007)
質問
「あなたが最も誇りに思うご自身の研究は何ですか?Runs Created、Win Shares、the defensive spectrum、the value of on-base percentage、あるいは他のもの?」
答え
「Win Sharesはいわばエンドポイントだ。 先立つ研究の最高潮だったからあのように有力なものとなった。Runs CreatedとPythagorean Winsは誰もが使えるものとして実際に貢献した。この質問はあなたは自分の子供の誰を一番好きなのか尋ねられているようだ」
質問
「野球はスモールボールへシフトしていくだろうと思いますか?ホームランの数は減少しています。それはいいことですか?」
答え
「その過程にあるだろうと思う、イエス。」
質問
「あなたはスモールマーケットのフランチャイズの将来は悲観的であると思いますか?発想の転換はありますか?」
答え
「私はそうは思わない。それについて悲観的な考えを持ったことは一度も無い。とりあえず過去5年間でこの問題には重要な進歩があった。所得格差は完全にはなくならないだろうが、それらは縮まり始めている。」
質問
「マーク・マグワイアが殿堂入り投票を得られなかったことが正しいと思いますか?あなたはバリー・ボンズを応援してますか?」
答え
「ボンズを応援してはいない。しかし私は(ヘンリー・)アーロンもあまり好きではなかった。私はこう考える。バスケットボールはトラベリングを禁止するルールがある。しかしNBAはほとんどそれを禁止しなくなった。彼らはまだそれをトラベリングと呼んでいるが、ドリブル無しで5歩進むことを許されるだろう。禁止しなくなるという「決定」が彼らには全くなかった。彼らはただそれらの規則を見失った。このことを利用したプレイヤーはNBAの殿堂から外されるべきですか?彼らは不正行為をしてませんか?彼らがルールを守っていないならジュリアス・アーヴィングはアウトだ。殿堂はあなたのような裏切り者を必要としない。コービーもマイケルもだ。エルジン・ベイラーも値しない。
むしろルールを実施するのはリーグの責任ではないのか。メディアがルールを守らない人間を断罪することよりも、リーグがルールを実施することが義務ではないかと私には思える。名前を挙げるつもりはないが、ステロイド罪に問われている多くのスーパースターがいる。その上で誰に栄誉を与えるかを我々には選ぶことができない。偽善であり非現実的だ。試合そのものをすり減らしていく。」
質問
「どの選手が過大評価されてると思いますか?」
答え
「それはわからない。私は”過大評価”、”過小評価”という言い方を決して使わない。選手がどこで評価されているかを確信していないからだ。誰かがCurtis Granderson(デトロイト・タイガース)が過小評価されていると話していたが、確かにそれは事実だが彼がリーグで稼動していたのは二年間。そういう意味では若い選手はいつでも過小評価で、ベテランは常に過大評価と言える。Pat Burrellは出塁率.390と.500の長打率を毎年出していて過小評価と言えることになる。しかしそれは厄介な概念だ。人々が暫定する評価を抜きにして誰がよりいいか、より悪いかを言いにくいからだ。」
質問
「ステロイドに対する最終的なお考えは?」
答え
「ある意味でステロイド問題は移民問題に似ている。本質にはこのような問題がある。
1) 規則は過去に執行されなかった
2) 我々は今何をするのか?
おそらく我々はステロイド使用者に対し大赦を与えることでこの問題を解決できるだろう、殿堂から不法滞在者を排除して。
我々はルールを実行し始めなければ問題を解決することはできない。しかし規則違反が無視された後で、規則違反者を断罪するのは非現実的だ。」